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情報処理技術者試験(国家資格)

更新日:2009年3月6日

情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定している国家試験である。
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人が活用できる試験として実施。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる技能について、幅広い知識を総合的に評価している。

試験概要

【試験実施日】 春期試験(4月第3日曜日)、秋期試験(10月第3日曜日)の年2回実施
【受験申込み】 春期試験(1月中旬から約1か月間)、秋期試験(7月中旬から約1か月間)
【受験手数料】 5,100円(税込み)

※すべての試験区分において成績の照会が可能
※合格者には、経済産業大臣署名の合格証書を交付


試験申し込み方法

本試験事務は、独立行政法人情報処理推進機構(lPA)の情報処理技術者試験センターがおこなっています。
詳しくは、情報処理技術者試験センターのHPをご確認ください。


試験内容

ITストラテジスト

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者」を対象とする、上位の高度試験(レベル4)。
平成20年度までのシステムアナリスト試験と上級システムアドミニストレータ試験を統合した新設の試験として、平成21年度から年1回秋期に実施される。

システム監査技術者

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、被監査対象から独立した立場で、情報システムや組込みシステムに関するリスク及びコントロールを総合的に点検、評価し、監査結果をトップマネジメントなどに報告し、改善を勧告する者」を対象とする、情報処理技術者試験の最高位と目されている区分である。
情報システムや組込みシステムが適切かつ健全に活用され、ITガバナンスの向上やコンプライアンスの確保に貢献できるように改善を促進するための、高度な知識・実践能力が要求される。
試験は、年1回春期に実施される。

システムアーキテクトについて

情報システムと組込みシステムのシステム方式設計と、情報システムのアプリケーションの設計・開発に関するスペシャリストとしての知識が求められる。平成20年度までの「アプリケーションエンジニア試験」を拡大・補完した新設の試験として、平成21年度から年1回秋期に実施される。

プロジェクトマネージャ

この試験が対象とするのは、システム開発計画を円滑に運営する責任者、いわゆる(役割としての)プロジェクトマネージャで、システム化計画にもとづきプロジェクトの計画作成・体制の確立など、情報化システム開発のプロジェクト管理に関する知識が必要である。
試験は、年1回春期に実施される。

ネットワークスペシャリスト

本試験は、ネットワーク設計・管理における専門性を有することを認定する試験である。システムエンジニアの中でも主にネットワークの設計担当者や管理責任者を対象としている。試験のレベルは高く、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの上位試験にあたるが、ネットワークに関する試験の中でも最難関の一つである。
平成20年度までのテクニカルエンジニア試験(ネットワーク)におおむね相当する新設の試験として、平成21年度から年1回秋期に実施される。

データベーススペシャリスト

「高度 IT 人材として確立した専門分野をもち,データベースに関係する固有技術を活用し,最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに,固有技術の専門家として,情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者」を対象とし、データベースに関する試験の中でも国内最難関のひとつである。
平成20年度までのテクニカルエンジニア試験(データベース)におおむね相当する新設の試験として、平成21年度から年1回春期に実施される。

エンベデッドシステムスペシャリスト

「高度 IT 人材として確立した専門分野をもち,組込みシステム開発に関係する広い知識や技能を活用し,最適な組込みシステム開発基盤の構築や組込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う者」を対象とする試験で、平成20年度までのテクニカルエンジニア試験(エンベデッドシステム)におおむね相当する新設の試験として、平成21年度から年1回春期に実施される。
組み込みシステムの分野での、数少ない公的試験として注目を集めている。

ITサービスマネージャ

「高度IT人材として確立した専門分野をもち,情報システム全体について,安定稼働を確保し,障害発生時においては被害の最小化を図るとともに,継続的な改善,品質管理など,安全性と信頼性の高いサービスの提供を行う者」を対象とし、リスク管理やコスト管理といった側面が重視されるため、ある程度の経営知識やビジネススキルが要求される。
平成20年度までのテクニカルエンジニア試験(システム管理)におおむね相当する新設の試験として、平成21年度から年1回秋期に実施される。

情報セキュリティスペシャリストについて

「高度 IT 人材として確立した専門分野をもち,情報システムの企画・要件定義・開
発・運用・保守において,情報セキュリティポリシに準拠してセキュリティ機能の実
現を支援し,又は情報システム基盤を整備し,情報セキュリティ技術の専門家として情報セキュリティ管理を支援する者」を対象とする、上位の高度試験(レベル4)。
平成20年度までの、情報セキュリティアドミニストレータ試験とテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験を統合した、新設の試験である。
平成21年度から、春期・秋期の年2回実施される。

応用情報技術者について

「高度 IT 人材となるために必要な応用的知識・技能をもち,高度IT 人材としての方向性を確立した者」を対象とし、主には、数年の経験を積んだシニアプログラマやシステムエンジニア向けの、レベル3に位置づけられる試験。
平成20年度までのソフトウェア開発技術者試験におおむね相当する新設の試験として、平成21年度から春期・秋期の年2回実施される。

基本情報技術者について

「高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」とし、レベル2に位置づけられる試験。コンピュータ言語のプログラミングに関する問題が出されることから、主にプログラマ向けの能力認定試験として、情報産業界では古くから重要視されている。
平成21年度から実施される新試験制度では、「初級システムアドミニストレータ」試験の一部を吸収した形で、出題範囲や出題形式に変更が加えられるが、名称の変更は無い。
試験は、春期・秋期の年2回実施される。

ITパスポートについて

「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」を対象とし、職業人に共通に求められるIT関連の基礎知識を測る、レベル1の試験。
平成21年度春期をもって廃止となる初級システムアドミニストレータ試験を、部分的に吸収して新設された。平成21年度春期試験からスタートし、春期・秋期の年2回実施される。

初級システムアドミニストレータについて

基本情報技術者試験が、プログラマ等の開発者側に要求される基礎知識に関する資格であるのに対して、初級システムアドミニストレータは、ユーザー企業の情報システム部門などで要求される基礎知識に関する資格である。出題範囲が使う側に寄った内容であるため、IT業界に限らず、幅広い分野の方も受験している。
平成21年度より新試験制度がスタートするのにともない、本試験は、平成21年春期を最後に廃止される。


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